マレーシア留学 留学体験記

「AWAYになることを目指したマレーシアで働くという選択」

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【本記事は2017年にインタビュー、掲載された内容です。】

半袖のワイシャツを着こなした今回のインターン生。

夜のマレーシア・KL近郊の日本食料理屋で今回のインタビューは行われた。インタビュー開始直前、レストランのオーナーが日本人だと分かると、

「ちょっと営業してこよっかな。」と立ち上がってオーナーを探した。

そんな超積極的な今回のマレーシアのインターン生は、渡辺伸好さん。

日本の大学で公共政策を専攻しているが、今はマレーシアのマラヤ大学に行きつつ、株式会社UNLOCK DESIGNの海外インターンAWAYに参画した。

UNLOCK DESIGNではインターン生たちがマレーシアにあるUNLOCK DESIGNの支社でビジネスの基礎を学びながら新規事業やイベントを立ち上げ、企画を行うことができる。伸好さんはその会社に飛び込み、今月で日本に帰国する。

日本で様々な会社のイベントに参加していた時、UNLOCK DESIGNのイベントでたまたまマレーシアの代表取締役の人と会った。

その方がたまたま僕と同じ大学専攻だったり、教育への考え方で話が盛り上がったんだ。さらに将来の夢の話をしたら、さらに盛り上がって。

『じゃあマレーシアおいでよ。』と言って頂いて、その後すぐにマレーシア行きが決まったという、ちょっと特殊なケースだったと思う(笑)。

伸好さんには大きな夢がある。

歳をとる前にすること自分自身が受けてきた周りに価値を創造していく教育を行う大学を、アジアやアフリカに創立することだ。

会社への営業、インタビュー、雑誌作成、イベント企画などを社会人と同じレベルで行うこのインターンシッププログラムは、

何かをアウェイな空間で生み出したいと思っていた伸好さんにはとても興味深いインターン先だった。

アメリカや他の国と比べるとマレーシアはインターンをするにしてもボランティアにしても金銭的にも時間的にも、挑戦するハードルが低かった。マレーシアなら自分次第でなんでも経験できる。今の自分はまだまだ力がないけど、マレーシアでならやりたいことを存分にできるなと思った。ちょうど自分の大学での交換留学先にマラヤ大学もあって、マレーシアで英語や国際関係学を勉強しながらインターンをしたら面白いって思ってマレーシアを選んだ。

伸好さんはかなり経験豊富だ。

小中高から合唱団のリーダー、バスケ部の執行、ディベートクラブの部長、学生委員長、文部科学省主催の学生会議の選抜メンバー...などなど。

まさに、「欲張りな学生生活!」を送ってきた。

そんな伸好さんがマレーシアのインターンで求めたことは”1人になること”だった。

「日本にいる時、常に多くの人たちに支えてもらう環境にいたんだ。周りの人たちみんな僕のやることに協力してくれて、アットホームだった。

それに比べてマレーシアは、自分にとって新しい環境で、その中でぽつんと1人になってアウェイになりながらも奮闘したいって思ってた。」

伸好さんはAWAYを通じて本当に様々なことに参加した。

マレーシアで初のAIイベント”AI Hackathon”を最高学府であるマラヤ大学で運営、JAPAN COSPLAY FESTA をマレーシアの日本大使館と日系企業と共に運営、日本の観光をテーマにした無料雑誌UNLOCK JAPANの立ち上げと営業、学生向けのインターンの企画・運営...。

しかしこれらすべては誰かの助けなしには完成するものではなかったという。

結局アウェーになれなかった。

伸好さんの人柄を象徴する話がある。

UNLOCK DESIGNは4月末にNASAとのコラボイベント”NASA Space Apps Challenge 2017”をクアランプールで行った。伸好さんは、このイベントのEvent organizerとして、イベントの企画から営業・広報、運営までを手掛けた。

協賛をした会社、政府機関、大学機関は全て人との繋がりを通したものだった。イベント当日のお昼ご飯も、営業を越えて仲良くなった人の会社から提供してもらえることになった。

当日の学生参加者は、伸好さんの現地の友達との協力が軸となり、多くの優秀なエンジニアが集まる結果につながった。

さらに、イベント開催3日前、イベントのオープニングに急きょ”何か新しいこと”をやることが決まる。

伸好さんのマレーシアでの活動の一つだった「恋ダンス」を、フラッシュモブパフォーマンスとし、マラヤ大学の学生やAWAYのインターン生を巻き込んで行ったのだ。

イベント前日に急ピッチで踊りを覚え、多くの来賓を前に会場を盛り上げた。このオープニングは大好評。大使館の方にも喜んでもらえたという。

マレーシアでまた人に恵まれちゃったから、1人になった時の自分の能力が分からないって思ったこともあった。でも、UNLOCK DESIGNのインターンの中で

『のぶはアウェーになりたくてもなれない。周囲を勝手にホームにしちゃう能力がある。』と声をかけてくださった。

多分今話してても思ったと思うんだけど、僕、初対面の人への距離の詰め方がおかしい(笑)。前から知ってましたみたいなテンションでぐいぐいいっちゃう。だから僕の第一印象がいい人と悪い人とハッキリ分かれる(笑)。でもそれを言われたときにストンと自分の中で落ちた。これが自分の個性なんだろうなって。人と人との積み重ねがいろんな事業を動かしていくんだなってAWAYのインターンを通して改めて分かった。

あと一か月足らずに帰国する伸好さんだが、「帰りたくない!絶対戻ってくる!」と意気込んでいる。

今の目標は希望する業界に就職し、マレーシアで運営したようなイベントや事業を日本でも行うことだ。

AWAYでやったようないろんな企業1つ1つをつなげる事業やイベントを日本でもやりたい。そこに自分のアイデアも新たに組み込んである程度自分で動かせるようにする。その新しい事業の形が日本で成功した瞬間にその事業をマレーシアにもってくる!次にマレーシアに戻ってくるときはその時かな。

「全く新しいものをつなげて化学反応を起こしたい!」

と伸好さんはインタビュー中に言っていた。人とつながる能力を駆使して多くの化学反応を起こした伸好さんの話に日本人学生たちは聞き入っていた。

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Nobuyoshi

Nobuyoshi

WD代表/ JSAM日本支部代表 米カリフォルニア大学やニューヨーク、ボストンへの国連プログラムへの留学後、マレーシア最高学府マラヤ大学に留学。現在は日本の大学に復学し、帰国後は留学の魅力を伝えるため、講演やSNSを中心に活動中。

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